子どもの問題行動と対応法
受験勉強中は、子どもにもさまざまなストレスがたまります。
そのストレス発散のはけ口として、次のような行動を取ったお子さんがいました。
- プチ家出をする子
- 壁に穴をあける子
- ママを家から追い出す子
- 塾に行くと言って別の場所で遊んでいる子
わたしが受験相談を受けた相談者様のお子さんたちです。
プチ家出をした子は、ママにゲームを取り上げられたときに家を飛び出して、数時間公園で過ごしました。
ママが探しに行き、公園にいるのを見つけて、一緒に帰ったそうです。
壁に穴をあけた子は、ママに宿題をしないのを叱られ、イラッとして部屋の壁をなぐり、穴を開けてしまいました。
ママはその穴を見ると、当時のことを思い出すそうです。
ママを家から追い出した子は、勉強しなさいと言われてカッとなり、ママを力ずくで玄関から追い出しました。
ママは数時間ほど外で過ごし、仕事帰りのご主人と合流して一緒に家に戻ったそうです。
塾に行くと言って別の場所で遊んでいた子は、塾から家に電話が来て、それで子どもが塾に行っていないことがわかりました。
その子は本屋さんなどで時間をつぶし、家に帰ってから親に叱られたそうです。
これらのケースでは、いずれも子どもの気持ちは親に受け止めてもらっていません。
親はその後も、子どもへの接し方を変えませんでした。
このときは、「変える必要があるかもしれない」とも思わなかったそうです。
このような場合、たいてい親は子どもを変えようします。
でも相手を変えるのは至難の業。
自分が変わったほうが、相手も変わりやすいのです。
何もしなければ、結局、親子関係はこのままです。
良い方向には解決されません。
上記のような問題を解決するためには、ママが「共感」する会話方法を身に付けること。
そうすれば、親子関係は良くなります。
子どもは親に共感してもらえると、親に愛されていると感じ、自己肯定感が上がります。
すると、子どもは自分に自信が持てるようになり、自分で考え、自分で行動するようになっていきます。
子どもの行動に困っているというママには、「共感力」をみがくことをおすすめします。
共感力は、子どもが大きくなればなるほど、その効果が実感できます。
将来やってくる思春期や反抗期でも、大きな反抗やトラブルもなく過ごせます。
言わずもがな、中学受験にも大いに役に立ちますよ。
「共感」は、子育て3ステップ会話法の「ステップ1」に該当します。
共感の方法については、こちらをクリック!