⑨不合格だったときにかけた言葉(わたしの場合)
以前、「不合格のときにかける言葉をあらかじめ考えておくとよい」と書きました。
ちょっと長男の中学受験のときの話をしたいと思います。
実は、長男は第1志望校にご縁がありませんでした。
第1志望が残念だったとき、あなたなら子どもにどんな言葉をかけますか?
わたしがかけた言葉の1つは、次のようなものでした。
学校の試験問題は、その学校が「こんな問題が解ける子に入学してほしい」と思って作られています。
なので、1校1校で特色や傾向が違います。
つまり、この試験問題で良い得点を取れるなら、その子はこの学校に合っているということです。
入学後の学校生活もきっと楽しいものになるはずです。
だから、第2志望以降だからといって、落ち込むことはないのです。
この3年間、がんばってこなかった子などいないのですから。
もしも第1志望が残念だったとしても、親は決して落胆の顔を見せたりせず、いままでのがんばりをほめてあげてくださいね。
神様がお子さんのために選んでくれた学校ですから。
中学受験はゴールではありません。
むしろスタートなのです。
なので、試験当日は、子どもの未来を信じて、送り出してあげましょう!
不合格のときの声かけのポイント
試験に不合格だったとき、わたしは上記で紹介したような声かけをしました。
とはいえ、実際に試験が不合格だったとき、子どもに何と言ってあげたらいいのか迷いますよね。
子どもに声をかけるどころか、親が一番動揺してしまうかもしれません。
でも一番ショックを受けているのは子どもです。
悲しい気持ちを次の試験に引きずらないように、精一杯の声かけをしたいものですね。
それには、次のような声かけがポイントになります。
声かけのポイント
- 悲しい気持ちに共感する(「残念だったね」など)
- 努力をねぎらう(「よくがんばったよ」など)
ショックを受けている子どもは、共感やねぎらいの言葉すら聞きたくないこともあります。
多くの言葉を語るよりも、「残念だったね」「よくがんばったよ」「そのことをお母さんが一番よく知っているからね」とひと言かけて、抱きしめてあげるだけで十分です。
そして、夕食にはおいしいものを食べて、心も体も満たしてあげて、次の日の活力にしてあげましょう。