夏休みを乗り切るコツ

自由研究の題材のヒント(受験にも役に立ちます)

自由研究の題材(テーマ)

前回は、夏休みの宿題や自由研究を代行業者に依頼することについてお話しました。
代行業者に依頼するのは、いろいろと影響がありそう。

「夏休みの宿題、代わりに親(or業者)がやるのですか?」

自由研究を代行業に依頼するなんて、もったいない!
これこそ、中学受験に役に立ちますよ。

いまは、難関校であればあるほど、テキストを勉強しただけでは解けない問題が増えています。
考えさせる問題や自分の言葉で説明させる問題が出るんです。
思考力やまとめる力が問われているんでしょうね。

たとえば、男子校。

①サケの切り身の絵が提示され、背骨の部分や一番脂がのっている部分に印をつけさせる問題。

②炭酸のペットボトルの底はどんな形になっていて、それがどんな役割をするのかを問う問題。

たとえば、女子校。

①野菜や果物を切った断面図の問題。

②お茶の正しい入れ方。

③バレンタインデーに手作りチョコを作るときを例にした溶解度の問題。

これらはすべて、日常生活で体験していたり、疑問に思ったことを調べる探求心を持っていたり、日頃よくお手伝いをしたりしていれば解ける問題です。

学校側も、勉強ばかりではない人間力や発想力の優れた子に入学してほしいのです。
入試問題にはその学校の特色がよく表れていて、この問題が解ける子に来てほしいという思いが込められています。

野菜や果物を切った断面図の問題を出した学校では、きっと日頃から台所に立ち、お手伝いをしているやさしい子に来てもらいたかったのでは?

ペットボトル1つとっても、いろいろな実験ができます。
お水や氷、塩を使っても、発想しだいでおもしろい実験ができます。
お金を出して実験キットなんて買う必要なんてないんです。

なぜお風呂に入ったときに体に小さい泡がつくの?
この野菜はどこから来たんだろう?
魚の一番おいしい部分はどこかなぁ?

な~んて、日頃から「なんだろう?」「なんでだろう?」と思う好奇心を持って過ごせるといいですね。

子どもに「なんでだろう?」と思ってもらうクセをつけるには、ママが「これはどうして○○なんだろうね」と問いかけてみるのがコツ!

ということで、少しわが家の自由研究のお話を…。
もうずいぶん前の小学校のころの話ですが。
自由研究のネタの参考にしてくださいね。

長男と次男の自由研究のテーマ

【長男】

3年生
地元に流れる川の歴史(社会科)

4年生
農薬をできるだけ使わない米つくり体験①(社会科)

5年生
農薬をできるだけ使わない米つくり体験②(社会科)
2つの自動車工場の比較(設備や環境対策などの違い)(社会科)

6年生
参議院選挙のしくみと選挙の結果(社会科)

【次男】

2年生
絶滅危惧種の動物しらべ(理科)

3年生
ペットボトルのキャップを使用した浮力実験(理科)

4年生
地元で作られている野菜の調査[地産地消](社会科)

5年生
液状化現象の実験(理科)

6年生
市のゴミの取り組み(3R)とごみの分別(社会科)

息子たちが通っていた小学校では、学年で各2名までの作品が社会科展と理科展に選ばれます。

赤色が社会科展に選ばれた研究で、青色が理科展に選ばれた研究です。

自由研究(草花の観察)

自由研究は、単にネットや本で調べるだけでなく、実際に現地に行って調べたり、普段家にあるものを使って実験したりしたものが選ばれていました。

あなたも普段使っているもので「なんだろう?」「なんでこうなるんだろう?」と思ったものをネタにしてみてはいかがでしょうか?

ペットボトルのキャップなんてすぐに手に入るし、液状化現象の実験は砂をゲットしてきただけ(水そうなどの必要品は家にあったので)。
お安くできます。

選挙ネタとゴミネタ(3R)は受験の社会でも出題されるので、受験勉強にもなってよかったですよ。

自由研究は身近にあるものがネタになりますよ!

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