塾選びに必要なことって?
中学受験をすると決まったら、必要になってくるのが「塾選び」。
でも世の中にはさまざまなタイプの塾があって、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
中学受験事情が大きく変わってきている今、どのようなポイントで塾を選んだらいいのでしょうか?
今回は、塾の種類や選び方のポイントについて紹介します。
塾の種類
指導の種類
- 集団指導(大人数の講義型)
- 個別指導(2~4人程度の演習型)
- 個人指導(1対1の演習型)
■集団指導のメリット
卒業生(合格者数)が多い。情報量が豊富。カリキュラムがしっかりしている。資金があるため設備やスタッフが整っている。
■集団指導のデメリット
講師の能力にばらつきがある。集団指導のため、きめ細かい指導や面倒見の良さが期待できない。塾での学習についていけない場合は、子どもに家庭学習をさせるために親の負担が大きくなることもある。
■個別・個人指導のメリット
個別に対応してもらえるきめ細かい指導と面倒見の良さ。「1対1指導」ではさらにその効果が期待できる。
■個別・個人指導のデメリット
費用が高い。学習の内容や進度を生徒に合わせて進めていくため、カリキュラムがまちまちとなり、全単元を網羅できない。
経営規模の種類
- 大中規模(大手~中堅塾)
サピックス、早稲田アカデミー、日能研、四谷大塚などの有名進学塾やその他の名前がよく知られた塾。 - 小規模(個人塾など)
経営者が講師を兼任しているような塾。
チェックするポイント
塾を選ぶときには、次のような点をチェックしてみましょう。
- 通塾にかかる時間(家からの距離や通いやすさ)
- 合格実績
- 使用しているテキスト
- 実施しているテスト
- カリキュラム
- 講師やスタッフ
- 面倒見のよさ
- 環境や設備
- 塾の雰囲気
- 費用
- その塾に通っている子のレベル
- クラス分けがあるか
- 家庭学習の量(子ども/親の負担はどのくらいか)
- 宿題の量
このように、上げたらキリがありませんね。
ただ、「みんなが通っているから」「ママ友に進められたから」「評判がいいから」という理由で決めるのではなく、その塾の性質がわが子の性格に合っているかどうかも重要なポイントとなります。
それを判断するためにも、塾の体験授業に参加したり、親子で見学したりすることをおススメします。
塾の費用は決して安くありません。そして、わが子が数年通う場所です。合否にも大きく影響しますので、慎重に選びたいですね。