過去問の丸つけを子どもにさせると危険?
受験勉強で必ずと言っていいほどやるもの。
それは、「過去問を解く」こと。
志望校の出題傾向を把握し、問題に慣れることで、より多く点数を取るために行います。
そこで、ちょっと思い出したことがあります。
過去問は、子どもに丸つけをさせていますか?
塾によっては、「子どもにさせてください」というところもあるでしょう。
そのこと自体は問題ではないのですが、子どもが丸つけをしている場合は、1つだけ注意したいことがあります。
子どもが丸つけをする場合の注意点
子どもが丸つけをする場合に注意したいこと。
それは、
「子どもが丸つけをすると、点数が甘くなる」
ということ。
数字や記号で解答するところは、正解/不正解が正しく判別できます。
でも、記述で解答するところや、漢字のとめ・はねなどの正確さを求められる箇所においては、判定が甘くなり、丸にしてしまうケースがあるんです。
そうなると、どういうことが起こると思いますか?
合格が出やすく、それで安心してしまう。
架空の合格であるのに、それで志望校を決めてしまう。
ということが起きてきます。
息子たちが通っていた塾では、ある時期から子どもの丸つけが禁止されました。
塾の先生が丸つけをするようになったのです。
これは、過去になんでも丸にしてしまう受験生がいて、試験直前になってそれが発覚し、本当は志望校に届いていなかった、ということがあったからなのだそうです。
この受験生は、親をがっかりさせたくない一心で、そのような行動をとったそうです。
直前にこのことがわかったので、結局、この受験生は志望校を変えることになりました。
(無事に合格したそうです!(^^))
塾で管理してくれると一番ありがたいのですが、そうではない場合は、子どもの丸つけの後に、ちょっと親が確認するとか、親が丸つけをしてあげるなどで、上手く対応できるといいですね。
ただ、あまり厳しくしすぎるのは控えましょう。(^^)