子どものために何でもやってあげていた親
ここのところ、中学受験で親がすべきことについてお話しています。
親がすべきことは、勉強を手伝ってあげることではなく、子どものココロ貯金を貯めて「子どものやる気を引き出す」こと。
以前、親が子どもの勉強にあれやこれやと手伝ってあげたことで、かえって逆効果になってしまったケースがありました。
そのお母さんは、子どもが勉強しやすいようにと、至れり尽くせり、なんでも手伝っていました。
まるで、自分のすべての時間を子どものために費やしているようでした。
●塾の毎回の授業範囲を把握して今日の授業の回のテキストに付箋を貼る
●その日やるべき宿題やプリントを机の上に置いておく
●テキストで重要な箇所にマーカーを引く
●良いと思われる教材や問題集は何でも買う
●塾や学校の用意はすべてお母さんがやる
というような感じで。
子どもがすることは、ほとんどありません。親が用意してくれたものを勉強する以外は。
ただ出されたものを勉強すればよいだけなのです。
なのに、全然やらない。(泣)
なぜそうなってしまうのでしょう?
それは、子どもがやらないから、お母さんがやるしかなかったのです。
このお子さんには、まったく勉強する気がなかったのでしょう。
受験させたい親の気持ちの方が強く、本人はそれほど中学受験に興味を持っていなかったのです。
子どものやる気を出させるために親がしたこと
さらに、このお母さんは、勉強をがんばってもらおうと、「ごほうび」をあげるようになりました。
模試で良い点を取ったらゲームソフトを買ってあげると。
そのときだけは、お子さんはちゃんと勉強をしました。
ところがどうでしょう。
ゲームソフトを手にいれたとたん、ゲームに夢中になり、全然勉強をしなくなってしまいました。
子どもはゲームに逃避、親はこんなはずでは、と思ったはず。
悪い連鎖の始まりです。
(ごほうびの悪影響については、こちらに詳しく書いてあります)
その結果、このお子さんは、受験で連日、午前と午後に2校を受け続け、最後の試験も不合格となってしまいました。
もしかしたら、このお子さんは最後までやる気がしなかったのではないか?
そんなふうに感じてしまいます。
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じゃあ、子どものやる気を上手に引き出すにはどうしたらいいの?
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詳しくはこちらをご覧くださいね(↓)。(^^)
一度子どものやる気が引き出されると、不思議なことに、その他に対するやる気も引き出されて、全体が底上げされるんです。
そうなれば、自分から宿題をしたり、塾や学校の用意をしたり、成績が上がってきたり、さまざまなことがうまく回り始めますよ。